早いもので、今年も一ヶ月がたちました。
この一ヶ月が早いと思う方もいれば、まだ一ヶ月と思う方もいると思いますが、私はもう一ヶ月という感覚です。
今回のつぶやきでは、承認欲求を満たすための
『4つのメッセージ 』についてつぶやきます。
相手の承認欲求を満たすためには、誰に視点を置くのかによる、4種類の伝え方に分類できます。
①YOUメッセージ
②Iメッセージ
③WEメッセージ
④THEY(SHE.HE)メッセージ
私は長年コーチングを学んでいますが、コーチングにおいてもこのメッセージの『 主体』をどこにおくのかは重要です。
例
『 (あなたは)最後までやり遂げましたね 』
『 (あなたは)目標を達成しましたね 』
『 (あなたの)狙いがあたりましたね 』
YOUメッセージは、相手の変化や成長を客観的な視点で伝えるのに有効です。
ただし
『 よく頑張ったね 』
『 君は仕事ができるね』
といった表現は評価・賞賛となりますが、相手との立場や関係性によっては、抵抗を生む表現になる場合もあります。
■Iメッセージ
これは主体が『 私』になる伝え方です。
例
『 あの一言で(私は)励まされました』
『 あなたのプレゼンを聞いて(私は)協力する気になりました』
『 君がいてくれて(私は)心強い』
Iメッセージは、『 あなたは私にこのような影響を与えている 』という伝え方になります。
■WEメッセージ
これはメッセージの主体が『 私達(広い範囲)』になる伝え方です。
例
『 君の提案は、ここにいるメンバー全員の刺激になっているよ』
『お互い 正直なことを言ったので、私達はぐっと近い存在になりましたね』
WEメッセージは、『 あなたは私達にこのような影響を与えている』という伝え方になります。
また、『多くの人から承認されている』ことを実感できるので、相手との距離を縮めたい時に有効であり、
承認欲求を満たしやすいメッセージになります。
■THEY(SHE、HE)メッセージ
これは主体が『第三者』になる伝え方です。
「」
『お客様が、「とてもうれしかった」とおっしゃってましたよ』
『経理の担当から、「Aさんは協力的だから助かる」と言われました』
THEY(SHE、HE)メッセージは、『第三者が、あなたについてこう言っていた』という伝え方になります。
他者に影響を与える時に有効です。
いかがでしたしょうか。
元首相の小泉さんが、大相撲で優勝した貴乃花について
『痛みに耐えてよく頑張った(YOU)、感動した(I)』
YOUメッセージとIメッセージを組み合わせて伝えたメッセージはコーチング仲間の間では
有名な話です。
承認欲求を満たすためには、このようなメッセージを、相手との関係性(立場、年齢、親密度)や相手のタイプ、
あるいは状況に応じて使い分けることで、より効果を発揮します。
そういう意味でも、一人一人をよく観察することがとても重要なのではないでしょうか。
長くなりましたので、今回のつぶやきはここでおしまいです。